[トピックス]

2025/5/9

若者はどのように職業を決めるのか?

若者はどのように職業を決めるのか?
~「高校生・大学生・専門学校生の“職業決定”実態調査」のご報告②~


A章 若者はどれくらい将来の「職業」について考えているか?

 

本章では3節にわたり、若者が将来の職業についてどのように考えているのか、

どのように変化していくのかを考察していきます。

 

■調査概要

<調査目的>

本調査は高校生・大学生・専門学校生を対象に、 職業を決定するまでのプロセスを明らかにするために実施された。

村上龍の著作『13歳のハローワーク』のオフィシャルサイトである「13歳のハローワーク公式サイト」と(株)応用社会心理学研究所が共同で行った「“しごと観育成”研究会」では、「職業意識」を高めることが進路への納得につながることが明らかになってる。本調査はその一環として、実施された。

<調査方法>

本調査は、全国の高校生・大学生・専門学校生を対象に、オンラインパネルアンケートを使用して実施された。

パネルに事前に登録された、高校生500名、大学生500名、専門学校生400名の合計1400名から回答を得た。尚、男女比は均等になるよう、パネルのデータベースから無作為に選ばれた。

アンケートは、スマートフォンやパソコンを通じてオンラインにて配布された。

<調査時期>

2024年3月15日~2024年3月19日

<調査対象>

日本全国を対象に実施され、各都道府県から均等に以下の回答者が選出された。

全国の高校生、大学・短大生、専門学校生 合計1400名


■調査結果

A-1:職業決定度の実態(1)
~将来の進路を職業を決めて検討している人は約半数~

 
本節では、若者の職業決定に関する実態を見ていきます。

大学生や高校生においては、「将来の仕事について、どの程度決めていますか?」という問いに対し、「はっきり決めている」「ほとんど決めている」と回答した人は4~5割にとどまっており、過半数はまだ職業を明確に定めきれていない状況にあります。

これに比べると、専門学校生ではその割合が約6割とやや高く、比較的職業に対する意識が具体的になっていることが伺えます。ただし、職業人の育成を目的とした専門学校に通う学生であっても、4割近くはまだ職業について明確に決められていないことが明らかになりました。実態にもとづいて高校の進路指導や大学や専門学校での教育を考えるべきと言えます。

また、卒業後に希望する業界・業種について詳しく尋ねた結果も、職業決定の傾向とほぼ同様の傾きが見られました。

 

高校生、大学生、専門学校生別職業決定度(1400名回答) 

<将来の仕事について、どの程度決めていますか?>

 

■高校生、大学生、専門学校生別業界・業種決定度(1400名回答)

<卒業後の進路の業界・業種についてはどの程度決めていますか?>

> more
[トピックス]

2025/4/25

若者はどのように職業を決めるのか?

若者はどのように職業を決めるのか?
~「高校生・大学生・専門学校生の“職業決定”実態調査」のご報告①~


 (株)応用社会心理学研究所はこれまで、高校生や専門学校生・大学生の職業決定やキャリア決定の研究を行ってきました。「13歳のハローワーク公式サイト」と行った共同研究では、キャリア・ビューを明確に描けている人ほど、「就労意欲」「就職先としての決心」「就職先への満足」「就職先への納得」が高いということが分かっています。
 「より良い職業選択とは何か」という問いに答えを出すことはとても難しいです。職業決定時点では分からないし、10年後になっても本人でさえも分からないかもしれません。
 我々は、その中でも、より本人が納得できる「職業決定・定着・キャリアの積み上げ」を行える職業選択について研究してきました。職業決定のメカニズム、つまり、職業決定とはどのような状態なのか、職業決定のパターンやプロセスはどのようなものなのか、ということについては十分に明らかになっておらず、上記の問いを考える上でも、実態を明らかにすることは重要です。
 そこで今回は、高校生・専門学校生・大学生を対象に、このような職業決定のメカニズムを明らかにする調査を実施しました。
 調査結果について、順次公開していきます。

 

■調査概要

<調査目的>

本調査は高校生・大学生・専門学校生を対象に、 職業を決定するまでのプロセスを明らかにするために実施された。

村上龍の著作『13歳のハローワーク』のオフィシャルサイトである「13歳のハローワーク公式サイト」と(株)応用社会心理学研究所が共同で行った「“しごと観育成”研究会」では、「職業意識」を高めることが進路への納得につながることが明らかになってる。本調査はその一環として、実施された。

 

<調査方法>

本調査は、全国の高校生・大学生・専門学校生を対象に、オンラインパネルアンケートを使用して実施された。

パネルに事前に登録された、高校生500名、大学生500名、専門学校生400名の合計1400名から回答を得た。尚、男女比は均等になるよう、パネルのデータベースから無作為に選ばれた。

アンケートは、スマートフォンやパソコンを通じてオンラインにて配布された。

 

<調査時期>

2024年3月15日~2024年3月19日

 

<調査対象>

日本全国を対象に実施され、各都道府県から均等に以下の回答者が選出された。

全国の高校生、大学・短大生、専門学校生 合計1400名

 

 


■調査結果

仕事にしたい「好きなこと」ランキング 好きな対象 

 職業決定のメカニズムについての調査結果を順次公開していきますが、まずは職業決定の背景にある「好きなこと」について見ていきます。その中でも今回は、高校生・大学生・専門学校生が”仕事にしたいと考えている「好きなこと」は何なのか”という部分に着目します。

 「仕事で関わりたいテーマとして、あなたが特に好きなことや興味のあるものは、以下のうちどれか」と質問し、複数回答にて選んだ結果をまとめました。

※「好きな対象」、「好きな行動」、「好きな状況」などの複数の聞き方をしていますが、ここでは、「好きな対象」に絞ってランキングしています。

 

高校生が仕事にしたいと考えている「好きなこと」-好きな対象- (500名回答/複数回答) 

大学生が仕事にしたいと考えている「好きなこと」-好きな対象- (500名回答/複数回答) 

 

専門学校生が仕事にしたいと考えている「好きなこと」-好きな対象- (400名回答/複数回答)

> more
[その他]

2024/12/1

特別企画 「教育の質」全国一斉診断

[お知らせ]

2024/10/15

【開催報告】2024どうする?「教育の質」保証「職業教育」改革のビジョン

 

「参加してよかった」が100%

(2024年10月8日開催)

 

2024年10月8日、『「職業教育」改革のビジョン』を開催致しました。
平日のお忙しい時間にも関わらず、41校57名の方にご視聴頂きました。

お忙しい中、皆様ご参加くださり、誠にありがとうございました。

 

プログラム内容
1. 伸びる大学、減る専門学校
2. 職業教育の課題 ~激変する社会に気づかない専門学校
3. 改善のカギは ”学生満足度”?
4. どうすれば学校のロイヤリティが上がるのか
5. 教育・学生生活の「充実度」に影響する4つのポイント
6. 一人一人の行動を変える組織が変わる指標の重要性
7. 「教育の質」を高める卒業生調査について

講師
Aspect 調査研究プロデューサー
八木 秀泰

講演内容


(株式会社Aspect セミナー資料より)

 

■セミナー参加者の声

 

 

 

 

 

👤「学生こそ主人公」で、「価値」を実現するために「学生視点」を取り入れること学校ロイヤリティを高めるためには、4つのメカニズムの中で「身近な成長実感」を発信していくべきことに、今更ながら気づかされました。
👤俯瞰して考えるために参考になった。学校のビジョンを落とし込めるところまでの教員とのコミュニケーションが課題です。
👤耳の痛い内容が多く、大変勉強、刺激になりました。教育の価値、ロイヤリティを上げるべく施策を講じていきたい。
👤ビジョン、目標の共有など出来ていないと痛感した。
👤教員や職員は変化を好みません
👤既に見えている課題を解決していかないと、調査を生かすその先に行けないと考えています。

など、共感の声が多く寄せられています!

 

> more
[お知らせ]

2024/10/15

【開催報告】2024「教育」に投資するブランド型広報への変革

 

「参加してよかった」が98%

(2024年9月25日開催)

 
2024年9月25日、『「教育」に投資するブランド型広報への変革』を開催致しました。
平日のお忙しい時間にも関わらず、51校73名の方にご視聴頂きました。

お忙しい中、皆様ご参加くださり、誠にありがとうございました。
 
 
プログラム内容
1. 専門学校にとって、ブランドとは何か?
2. 多くの学校はブランド”価値”を自ら下げている
3. なぜ、自校のブランド”価値”を見誤ってしまうのか?
4. ブランドを伝えるために必要なこと
5. 持続可能な「選ばれる学校づくり」を実現するために

講師
Aspect 調査研究プロデューサー
八木 秀泰

講演内容


(株式会社Aspect セミナー資料より)

 

■セミナー参加者の声

 

 

 

 

 

👤「数」に追われていたことは事実です。「価値を高めて、正しく伝える」ことが未熟だったかもしれないと感じた。
👤「どこの学校にも<価値>は必ずあるはず」との一言に救われた気がしました。
👤学校の価値について、教職員間で共有することが大変重要だと再認識した。
👤まさに「悪い例」をやっていたことに気づきました
👤実施しているつもりでいたが、自分自身も言語化ができていなかったと感じた。
👤同分野の専門学校と大学が競合しており、学校の先生や保護者は大学を勧める傾向にあるため、大学に志願者が流れている状況に歯止めがかからない。
👤価値をどのように見える化するのかが特に重要というのがよく分かった。非常にわかりやすく今後の活動に取り入れていきたい。
👤優先順位やスケジュールなど具体的な進め方についてより深く知りたい。
👤多様化する学生への対応に時間がかかる。学生の意欲を高めるため、講師の仕事が多岐にわたり、講師のフォローなども課題です。

など、共感の声が多く寄せられています!

 

> more