応用社会心理学研究所では、20年以上に渡って専門学校生を対象とした調査研究を行っており、「全国専門学校共同【入学者】調査」はその一環として位置づけられます。
募集広報活動を通じて、学校の教育機関としての「価値」が
●どの程度伝わったのか/伝わらなかったのか
●どのようなプロセスで伝わったのか
を測定できる調査です。
いま、なぜ「価値」を測定する必要があるのでしょうか。
それは、我々の「選ばれる学校づくり」という考え方を知って頂ければ、ご納得頂けるはずです。
厳しい募集環境の中、「数」を過度に追いかけることで自校の「価値」を自ら損ねている学校が後を絶ちません。
自校ならではの教育の実現に資源を投資するなど、「価値」を高め、それを正しく学生に伝える「しくみ」を作ることで、過度なプロモーションに頼らずとも学生が集まる「選ばれる学校づくり」という考え方は全国に広がっています。
⇒「私たちの考え方」
「全国専門学校共同【入学者】調査」では、基本的には毎年同じ内容の質問項目を使用し、回答結果を経年で比較できるよう設計されています。
しかし一方で、同調査には毎年1万人以上もの回答が集まっており、その回答数を活かして、その年ごとに教育分野で話題になったトピックについて専門学校入学者の全体的な傾向を知ることができないか、という声も聞かれていました。
こうした要望に応えて、昨年度の調査より、毎年異なる内容の質問項目を「トレンド項目」として設けています。
その年ごとのトピックに応じて内容を変えるので、従来の項目の経年変化の確認だけでなく、最新のトレンドの把握にも役立てることができます。
2019年4月入学者を対象とした調査では、学校選択プロセスにおける「3つの違い」をテーマに項目を設けました。
・初めて学校に訪問した時期
などの進学活動をはじめた時期がどのように異なるのかを確認することができます。
■学校の「選び方」の違い
■「働くイメージ」の違い
これら「3つの違い」ごとに入学者の特徴を明らかにすることで、募集広報のターゲティング施策をより改善していくことができると期待されます。
ぜひ多くの導入校でお役立て頂ければと思います。